「北京故宮博物院200選」を見に

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 昨日、「北京故宮博物院200選」展を見に上野の東京国立博物館へ行ってきました。

 この日が初日とあって並ぶ覚悟はして行ったのですが、予想以上の数百人が行列を作っていました。上の写真は本館前に並んで1時間半かかってこの位置になり、あと30分かかって左側の平成館に入場できたのでした。しかしそれではすみませんでした。お目当ての「清明上河図巻(せいめいじょうかずかん)」を見るにはさらに1時間並ぶことになりました。
 長さ5mを超す絹本の清明上河図巻には、なんと800人の人々と十数隻の船が登場し、軒を連ねた家々では、日々の暮らしが営まれていました。北宋(960~1127年)の時代の光景が描かれていました。
驚くのは、その細かな描き方です。船で洗濯する女性の姿。おもちゃをねだる子供。魚を見つめる人々。それぞれの顔の表情まで描かれていたのです。
3時間並んで、ガラスケースに入ったこの図巻を見た時間はなんとたったの3分です。ですから、列を進みながら拡大したパネルを見ておき、本物を前にした時は見たい所を確かめる方法にしました。虹橋に群がる人たち。橋を潜ろうとして帆を急いで下そうとする様子。そのざわめきが聞こえてきそうな描写に驚いたのでした。
 図巻を見終わった後は、歴代の皇帝たちの200点もの至宝を見て、その豪華さや優美さを感じたのでした。

 この日は長時間行列に並び、寒さと空腹に耐えなければなりませんでしたが、それまでしても見られてよかったと思いました。2月19日まで開催されているのですが、「清明上河図巻」は1月24日までの展示だそうです。


<東京国立博物館のホームページより>
 「清明上河図」は、北宋の都・開封(かいほう)(現在の河南省開封市)の光景を描いたものと言われています。作者である張択端(ちょうたくたん)は、北宋の宮廷画家であったということ以外、詳しいことがほとんど分かっていない謎の画家です。全長約5メートル、縦24センチの画面のなかに登場する人物は773人!(異説あり) 。まさに神技です。
汴河(べんが)の流れに沿って、市民の生活が衣食住にいたるまで細かに描かれ、宋代の風俗を知るためにも一級の資料です。北宋文化の絶頂期・徽宗(きそう)皇帝のために描かれたとされ、庶民の幸せな日常生活が画面に満ち溢れています。後世にもたくさんの模本が作られました。
ここまで精密に描かれた都市風景は、もちろん同時代の西洋にもほとんどありません。北京故宮でも公開される機会はごくまれで、上海博物館で公開された時は夜中まで行列が続いたほどの熱狂的大ブームを巻き起こしました。まさに中国が誇る至宝であるとともに、世界でも屈指の幻の名画なのです。


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by naninunenonko0905 | 2012-01-03 23:58 | おでかけ