2007年 10月 05日 ( 1 )

母の日記

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これは、母が遺した日記です。
90才の父が読んでいました。生前に母が書いたものをまとめて、四十九日法要の時に皆に手渡したいのだそうです。文を抜粋してワープロで打つが、中の絵も入れたいので、私に家でコピーしてきてほしいと言うのです。
私は初めて読みました。私の一番上の兄が生まれた日から、3才3ヶ月で亡くなった日までの日記でした。

先日の母の葬儀で、母の教え子のW氏(現在、教育長)が弔辞を読んでくださいました。
終戦間近な昭和19年4月、母が初めての男女混合学級の担任でW氏を受け持っていた頃、ちょうどこの日記を書いていた時だったとわかりました。

以下は弔辞の抜粋です。
・・・・・A先生は、いつも白いシャツをきちんと召され、眼鏡の奥から優しい目を輝かせ、静かな口調で諭して下さいました。当時としては珍しい色チョークを使い、大きくきれいな文字を黒板に書かれ、ウサギや犬の絵を添えて下さったことも、腕白坊主の私にとっては驚きでした。
・・・・・大人になって分かったことですが、先生は第一子を病で亡くされ、そのショックのあまり教師をお辞めになる決心をされたそうですね。しかし、当時子どもたちや親の会の人たちが結束して、県教委にまで出された先生の辞職願の取り下げを嘆願したそうです。先生は、その熱意に打たれ、再度教壇に立たれることになったそうですね。・・・・・・・・

私の知らない母の姿でした。

日記の中にも、初めて母親になった喜び、教師をしながらも楽しく子育てしていたこと、そして子を亡くした深い悲しみが・・・。
日記を読むのは,母を亡くしたばかりの私には辛いことでした。
でも日記を読み終えた今、母は天国で兄と再会して楽しく暮らしているのではと思え、心が休まるような気がしました。
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by naninunenonko0905 | 2007-10-05 22:05 | つぶやき | Comments(4)