2008年 09月 28日 ( 1 )

母の本

栃木の実家へ行ってみると、父が本を読んでいました。
父が読むにはちょっと珍しい、藤原ていの本でした。
父は、先月までは、母の1周忌(9月13日)に、集まってくれた人たちに手渡す「故人を偲ぶ資料」作りにがんばっていましたが、それができあがってからは毎日読書しているようです。
父が読んでいたのは、昔、母が読んでいた本でした。

母は、40代の時PTAで知り合った人6人と読書会を始めました。
その時話題の本を読んで、月1回各家を会場にして集まったようです。
そのN会も40年も続いたのですから驚きです。

私も、母の本棚の本を見てみました。
「白い巨塔」(山崎豊子)、「恍惚の人」(有吉佐和子)など5,60冊の本がありました。
それらの中に「天しょう院篤姫 上下」(宮尾登美子)を見つけました。
いつか読みたいと思っていた本だったので、借りてきて読んでみました。
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現在、NHK大河ドラマを欠かさず見ているので、下巻から読み出して、その後上巻も読みました。
徳川13代将軍家定の正室篤姫が、幕末の動乱の中力強く生き抜く姿を描いた歴史小説です。
原作は、テレビドラマとは少し違っていました。
小松帯刀(演じているのは瑛太)は実在した人ですが、篤姫とのあのような関わりは描かれていませんでした。
また、幾島は、原作では眉間のまん中に大きなこぶがあり人間離れした異相であったとあり、松坂慶子ではきれいすぎですね。
篤姫も肖像画にあるように、宮崎あおいのイメージとは異なり気の強い人、体格もりっぱだったようです。周りの人も本人も男に生まれればよかったのにと言ったそうです。
でも、篤姫が江戸城の無血開城に尽力したことを考えると、女性でよかったと思わずにはいられませんでした。

さきほど、テレビで『篤姫』「薩摩燃ゆ」を見終わったところです。
薩長の動き、野心渦巻く激動の世がどうなるのか、皇妹和宮との確執は・・、1000人もいる大奥をどう束ねていくのか・・。ますます、目が離せません。
原作を読んだのでだいたいの流れはわかりましたが、どう脚色されているのか、これからもとても楽しみです。

本の上巻の最初には、母が読んだ時(昭和59年)に書いたメモが挿んでありました。
1600年から1867年までと家康から15代将軍慶喜までの各将軍の名前などが書いてあり、私が読み進むのにとても参考になりました。
本を読みながら、母にも会えた気がしました。
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H20.12.24 記
今、NHK大河ドラマ「篤姫」の最終回が終わりました。
49年の篤姫の人生は、何と波乱に満ちたものだったのでしょう。
女性としての1本道をまっすぐ進んで行った篤姫。
「一方聞いて沙汰するな」のことば通り、いつも広い視野で物事を見ていた篤姫。
「考えても考えても分からない時は、感じるままに行動せよ」のように生きた篤姫。
その生き方に心打たれました。

田渕久美子さんの脚色の上手さで、あまり興味のなかった幕末の時代を飽きることなく見ることができました。
心に残るテーマ曲、ドラマの配役紹介時の、クリムトの絵を思わせる画面も印象的でした。

あの時代のことを知ろうと有吉佐和子の「和宮様御留」も読んでみましたけれど、これもおもしろかったです。

本当に1年間楽しみました。
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by naninunenonko0905 | 2008-09-28 23:06 | つぶやき | Comments(4)